ユーザ向けFAQ |
Questions
Answers
1. JAXMLの配布物について
1.1. JAXMLライセンスについて簡単に教えて下さい。^
基本的に、Apache Software License, Version 1.1を翻訳し、JAXML用に再利用したものと思って下さい。
1.2. ということは、JAXMLライセンスはASLですか?^
いいえ、違います。ASLは、Apache Software Foundationの配布物に適用されるライセンスで、JAXMLライセンスは、JAXMLへ適用されるライセンスです。ただし、基本的にASL1.1を翻訳しているので、ASL1.1の理解を助けるために読んで頂いても良いでしょう。しかし、あくまでASFの配布物に有効なライセンスは、ASLのみです。
1.3. 翻訳成果物をダウンロードして良いですか?^
もちろんです。どうぞ。
1.4. ダウンロードした翻訳成果物の内容を勝手に変更しても良いですか?^
もちろんです。どうぞ。ただし、Apacheの著作権表題、および、JAXMLの著作権表題を変更することはライセンス違反となります。これらの著作権表題の変更、削除は、行ってはいけません。
1.5. 翻訳成果物内にクレジットが書かれていますが、これは削除しちゃダメですよね?^
いいえ、削除しても構いません。変更、削除してはいけないのは、あくまで、Apacheの著作権表題、および、JAXMLの著作権表題のみです。
1.6. JAXMLの翻訳成果物を再配布しても良いですか?^
もちろんです。どうぞ。ただし、JAXMLのラインセンス文書もあなたの配布物に含めて下さい。そして、
本製品は、JAXMLによって翻訳/開発された文書/ソフトウェアを含んでいます。
という記述をあなたの配布物の文書内、もしくは、あなたのソフトウェアのサードパーティの謝辞を通常表示するところに表示して下さい。これを行わないと、ライセンス違反となります。
1.7. 再配布できるのは、オープンソースのみですか?^
いいえ、違います。オープンソースのみでなく、商用製品やシェアウェアなど非オープンソースでも、あなたの配布物に含めて頂いて構いません。
1.8. 私のオープンソースはGPLで配布するのですが、翻訳成果物を再配布しても良いですか?^
もちろんです。どうぞ。GPLであろうが、ASLであろうが、はたまた、あなたの商用ライセンスであろうが再配布して頂いて構いません。ただし、あなたのライセンスがJAXMLライセンスと適合しないようであれば、再配布しない方が良いでしょう。また、GPLで再配布された翻訳成果物については、JAXMLの翻訳成果物へ反映できないので、JAXMLへの反映を意識するのであれば、GPLでの再配布は避けた方が良いでしょう。
1.9. JAXMLライセンスは、翻訳成果物にのみに適用されるのですか?^
いいえ、違います。JAXMLで配布しているソフトウェアに関しても上記の全てが言えます。
2. 翻訳について
2.1. 翻訳者となるための資格について教えて下さい。^
メーリングリストへ参加するだけです。詳細は、責任と役割に書かれているので、読んでみて下さい。
それ以外の資格は一切必要ありません。私は、一応、英検3級を持っていますが、TOEICは受けたこともないです。
2.2. 翻訳に必要なものは何ですか?^
最も重要なのは、やる気と根気と心のゆとりです。あとは翻訳する時間を作ることです。翻訳自体は、多少の英文法の知識と、英語の辞書があれば何とかなります。最近のコンピュータ辞書は非常に高機能ですよ。
2.3. 英語が苦手な私でも翻訳者になれますか?^
なれます。JAXMLでは、英語力よりも翻訳をやろうとするあなたの気持ちの方を何倍も重視しています。翻訳で分からないことがあれば、メーリングリスト上で質問してくれればお答えします。JAXMLは、そのための協力は惜しみません。
私を経験を例にしてみます。もともと私は、ネットサーフィン中に英語のWebサイトへジャンプした途端、0.5秒で「戻る」ボタンを押下する人間でした。内容を読む以前に「英語は読んでも分からない」そんな先入観があったと思います。中学生の頃、先生に「英字新聞を読みなさい」と言われました。2、3度読んで挫折しました。英字新聞の内容に興味がなかったからです。高校生の頃の、英語の成績は「並」でした。
転機は大学生になった時です。ソフトウェアと同じく、研究の分野でも最新の論文は、英語であることが多いです。私には英語力がありませんでした。A4で8ページほどの英語論文を読むのに1ヶ月を要しました。教授にも「そんなんじゃ、ダメだぞ。」と、けちょんけちょんに叱られました。
あなたも同じような経験をされたことはありませんか?
論文は1度読んでも全てを理解できませんでした。英単語を調べるのが精一杯で、英文の内容に気が回らなかったからです。そこで私は、1度読んだ英論文を読み返すのは大変なので、日本語に翻訳しました。そんな日々が続くうち、月数本の英論文を読めるだけでなく、英文の斜め読みまでできるようになりました。
The Apache XML Projectには、魅力的で興味の持てる内容が豊富にあります。あなたもJAXMLを通してその魅力に触れることが出来ます。幸い今の私は、その英語のWebサイトをネットサーフィンして、最新の情報や日本語では手に入らない情報を取得できますが、今でも英語の辞書は必須です。
たとえ、JAXMLに興味がなくなり他コミュニティに行ったとしても、JAXMLでの翻訳者の活動はきっとあなたにとってプラスとなります。考えるよりも実践した方が早い場合もあります。「習うよりなれろ」です。是非、翻訳者として活躍してみて下さい。
2.4. 翻訳に参加すると何か良いことがありますか?^
英文を読むので、当然、英語力は高まります。英文から和文に翻訳する作業は、書かれている内容をしっかりと理解しなければならないため、単純に和文を流し読みするよりも遙かに内容を熟知できます。
また翻訳作業は、単純に翻訳することが全てではありません。翻訳で意味が理解しがたい箇所があれば、実際に英文に書かれている内容を元にThe Apache XML Projectのソフトウェアを動作させてみたり、ソースコードを見る場合もあります。時には、XML関連の仕様や情報を調べることもあるでしょう。
このような包括的な作業が、単純に英語力を高めるだけでなく、その技術仕様の理解や、ソースコードを見ることによるオブジェクト指向やアルゴリズムへのスキルアップに繋がります。「真実はソースの中にある」という言葉もありますしね。同時にあなたの活躍は、あなたが意識する/しないに関係なく、多くのThe Apache XML Projectに興味のある人への貢献になります。
翻訳の参加は動機付けであって、良いことは自らの作業でおのずと手に入るのではないでしょうか。最初は上手くいかないかもしれません。しかし、「急がば回れ」です。是非、翻訳者として活躍してみて下さい。