JAXML
 
   

文書ステータス

ここでは、日本Apache XMLプロジェクト(以下、JAXML)で翻訳作業を行う手順を説明します。JAXMLでは、サブプロジェクト毎に翻訳分担表を作成し、この表を元に翻訳対象のディストリビューションのステータス管理を行っています。翻訳作業に伴う文書ステータス推移図は、以下のようになります。

ステータス推移図

翻訳者、まとめ役などの役割と責任については、役割と責任を参照して下さい。翻訳は、大まかに以下の手順でおこないます。 なお、ここでのメーリングリストとは、メーリングリストを指します。

  • メーリングリスト上で自分が翻訳を担当したい、サブプロジェクト内の文書を宣言します。
  • 翻訳作業完了後、メーリングリストに投稿します。
  • まとめ役とJAXMLのメンバがチェックします。
  • まとめ役がCVSリポジトリへ反映します。
  • 対象とするディストリビューションの全ての文書を翻訳完了後、まとめ役が最終チェックをし、リリース作業を行います。

募集中

募集中のステータスの文書は、未だに翻訳作業が行われていないことを示します。翻訳者は、ステータスが募集中の文書の翻訳作業を担当したい場合に、メーリングリスト上でその旨を宣言します。

Note
翻訳対象となる文書ステータスには、募集中の他に要修正があります。

まとめ役がメーリングリスト上で許可した時点で、翻訳者は宣言した文書の担当となって翻訳作業に入ることができ、宣言された文書ステータスは翻訳中へ推移します。

まとめ役が何らかの理由により、却下した場合には、翻訳者は、宣言した文書の翻訳を行うことができず、文書ステータスも募集中のままとなります。

Note
まとめ役が忙しく、1週間以上反応できない場合には、JAXMLのその他のまとめ役以上のメンバが代理許可することもあります。

翻訳者は、何らかの理由により宣言した文書の翻訳作業をそれ以上継続できなくなった場合には、メーリングリスト上にそれまで翻訳作業を行った文書を添付して、その旨を連絡して下さい。この場合、文書ステータスは、翻訳中から再び募集中へと推移します。この時点で、翻訳者は、宣言した文書の担当から外れます。

まとめ役は、ステータス推移時に翻訳分担表の更新作業を行う必要があります。更新作業は、ステータスの更新、担当の更新です。

要修正

要修正のステータスの文書は、過去の翻訳対象で翻訳作業が行われたが、現在の翻訳対象で原文が更新されていることを示します。翻訳者は、ステータスが要修正の文書の翻訳作業を担当したい場合に、メーリングリスト上でその旨を宣言します。

まとめ役がメーリングリスト上で許可した時点で、翻訳者は宣言した文書の担当となって翻訳作業に入ることができ、宣言された文書ステータスは翻訳中へ推移します。

Note
募集中ステータスとの違いは、要修正ステータスは、原文からの翻訳作業ではなく、既存の翻訳された文書に対しての翻訳作業となります。そのため、旧版で完了となっている文書では、旧版原文と新版原文との差分のみの翻訳を行えば良いことになります。

まとめ役が何らかの理由により、却下した場合には、翻訳者は、宣言した文書の翻訳を行うことができず、文書ステータスも要修正のままとなります。

Note
まとめ役が忙しく、1週間以上反応できない場合には、JAXMLのその他のまとめ役以上のメンバが代理許可することもあります。

翻訳者は、何らかの理由により宣言した文書の翻訳作業をそれ以上継続できなくなった場合には、メーリングリスト上にそれまで翻訳作業を行った文書を添付して、その旨を連絡して下さい。この場合、文書ステータスは、翻訳中から再び要修正へと推移します。この時点で、翻訳者は、宣言した文書の担当から外れます。

まとめ役は、差分ファイルを提供する際には、翻訳者が旧版文書と共に差分ファイルを翻訳分担表から取得できるようにしておいて下さい。

まとめ役は、ステータス推移時に翻訳分担表の更新作業を行う必要があります。更新作業は、ステータスの更新、担当の更新です。差分ファイルを提供する際には、その差分ファイルは、文書ステータスが再び完了となった時点で翻訳分担表から削除します。

翻訳中

翻訳者は、宣言した文書の翻訳作業が完了した場合、メーリングリスト上に翻訳完了した文書を添付して、その旨を連絡して下さい。

Note
翻訳者は、訳に自信のない箇所があった場合、この時にあらかじめその箇所も併せて連絡してくれると助かります。

まとめ役は、文書の投稿を確認したら、文書ステータスを投稿済にします。まとめ役は、その旨をメーリングリストへ連絡して下さい。

Note
投稿済は、過渡的な文書ステータスです。まとめ役は、投稿確認後の作業として査読を行い、文書ステータスを校正中もしくは完了として連絡すれば、文書ステータスの投稿済への更新、および、その旨の連絡を行わなくても構いません。投稿を確認したが査読していない場合には、投稿済とする必要があります。

まとめ役は、ステータス推移時に翻訳分担表の更新作業を行う必要があります。更新作業は、ステータスの更新、翻訳文書の反映です。

投稿済

まとめ役が投稿済の文書をJAXMLメンバと共に査読を行った結果、

  • 翻訳された文書が翻訳規則に適していない。
  • 誤訳や、対語訳に間違いがある。

など問題があった場合に、文書ステータスを校正中として、メーリングリスト上で、間違っている箇所を指摘します。翻訳者は、この時点では、その文書の担当であり、間違いを修正する必要があります。

査読を行った結果、まとめ役が問題ないと判断した場合には、文書ステータスを完了にします。まとめ役は、その旨をメーリングリストへ連絡して下さい。この時点で、翻訳者は、宣言した文書の担当から外れます。ご苦労様でした。

また、まとめ役は、査読で問題があった場合に指摘を行わず、また、他のメンバからの指摘が無かった場合、自ら見直し、修正作業を行って、文書ステータスを完了としても良いです。まとめ役は、その旨をメーリングリストへ連絡して下さい。この時点で、翻訳者は、宣言した文書の担当から外れます。まとめ役に感謝です。

まとめ役は、ステータス推移時に翻訳分担表の更新作業を行う必要があります。更新作業は、ステータスの更新、翻訳文書の反映です。

Note
まとめ役が翻訳作業を行った場合、翻訳作業、査読、を自ら行い、ステータスを完了としても構いません。ただし、翻訳完了の旨をメーリングリストへ連絡して下さい。

校正中

ステータスが校正中となった場合、翻訳者は、その情報を元に翻訳文書の見直しを行い、修正作業完了後に再度メーリングリスト上に作業した文書を添付して、その旨を連絡しなければりません。

まとめ役は、JAXMLメンバと共に再度査読を行い、問題ないと判断した場合には、文書ステータスを完了にします。まとめ役は、その旨をメーリングリストへ連絡して下さい。この時点で、翻訳者は、宣言した文書の担当から外れます。ご苦労様でした。

問題があった場合には、再度指摘を行い、ステータスは校正中のままです。翻訳者は、再度、校正作業を行って下さい。

まとめ役は、ステータス推移時に翻訳分担表の更新作業を行う必要があります。更新作業は、ステータスの更新、翻訳文書の反映です。

完了

完了ステータスの文書は、JAXMLが正式に認めた翻訳物です。完了の文書のメンテナンスは、JAXMLが行い、翻訳者個人は行いません。

Note
ただし、翻訳者もJAXMLのメンバの一員であり、JAXMLメンバとしてメンテナンスすることもできます。

ただし、未だ誤訳などが残っており、ユーザがそれを指摘した場合には、ステータスが要確認に推移し、その指摘を確認する必要があります。

要確認

ユーザから指摘を受けた場合、まとめ役はJAXMLメンバと共に、その指摘を確認する必要があり、必要であれば修正を行います。

確認の結果、および、修正を行った場合には、その旨をメーリングリストに連絡して下さい。

ただし、忙しくて確認作業、修正作業にすぐに取りかかれない場合、ステータスを一時要確認とし、翻訳分担表に反映しておきます。その後、確認、修正が終わったら、ステータスを完了に戻します。

対象外

文書ステータスが対象外の文書は、翻訳対象外の文書です。翻訳者は、対象外の文書に対して翻訳宣言することはできません。