役割と責任 |
役割と責任
本ドキュメントでは、日本Apache XMLプロジェクト(以下、JAXML)に携わる人々の役割と責任について明確化しています。JAXMLにおけるほとんど全ての活動は、ボランティアによって行われています。そのため本コミュニティ参加者は、皆平等です。役割は、コミュニティにおける作業分担を意味し、責任はモチベーションと言えます。
全ての活動の通知は、メーリングリストで行われます。
JAXMLでは、役割と責任を4種類に分類しています(ユーザ、翻訳者、まとめ役、PMC)。以下では、それぞれの分類に対する役割と責任について説明します。
ユーザ
ユーザは、JAXMLの成果物を閲覧・利用する人々です。ユーザは、JAXMLの活動における責任はありません。しかし、JAXMLの活動のモチベーションは、ユーザに対する成果物の公開であり、ユーザなしではJAXMLの活動は意味を持ちません。そのためユーザは、JAXMLにおいて非常に重要であり、JAXMLの存在意義とも言えます。
積極的なユーザは、メーリングリストに参加し、誤訳、間違い、問題を発見した場合には、JAXMLに対して指摘をすることもできます。
翻訳者(開発者)
翻訳者は、The Apache XML Project(http://xml.apache.org/)のドキュメントの翻訳を行う人々です。翻訳者は、JAXML活動の中心であり、JAXMLは翻訳者の貢献によって支えられています。翻訳者は、JAXML内のサブプロジェクトに所属します。翻訳者は、ユーザでもあります。
翻訳者は、メーリングリストに参加していなければなりません。翻訳者は、自分が翻訳担当希望するドキュメントをメーリングリスト上で宣言しなければなりません。翻訳完了後、翻訳後のドキュメントをメーリングリストへ添付して送信して下さい。翻訳作業の詳細については、翻訳規則を参照して下さい。
翻訳者は、翻訳担当するドキュメントに対して責任があります。何らかの理由により翻訳作業中に作業を継続できなくなった場合には、その旨をメーリングリストに通知する責任もあります(翻訳作業中でなければ、この範疇ではありません)。
翻訳者は、メーリングリスト参加者であれば誰でもなることができ、翻訳担当を宣言した時点で翻訳者となります。是非、あなたも翻訳者となってみませんか?
まとめ役(コミッタ)
まとめ役は、翻訳対象とするサブプロジェクト毎に存在し、翻訳者が作業を安心して行える環境を整える責任があります。まとめ役はサブプロジェクト毎に1人以上存在して、翻訳担当者の成果物を取りまとめたり、翻訳分担や成果物品質の管理をする人々の位置づけです。まとめ訳は、ユーザでもあり翻訳者でもあります。
まとめ訳は、サブプロジェクトの紹介、分担表、対語表の作成も作業の1つとなり、サブプロジェクト毎の方針を決める位置づけでもあります(例えば「Javadocは訳さない」なども決めても良い)。
まとめ訳は、JAXMLのCVSリポジトリへのコミット権限もあり、翻訳者がメーリングリストへ送信した成果物をチェックし、成果物の品質を管理する責任があります。
まとめ訳は、サブプロジェクトに精通している人が適任で、既存のまとめ訳やPMCの推薦によりなることが出来ます。新たにサブプロジェクトを立ち上げた際にも、既存のまとめ訳やPMCが新規サブプロジェクトのまとめ役を決定します。
プロジェクト管理委員会(PMC)
PMCは、JAXMLの活動を管理する人々です。プロジェクト全体に関わる最終決定を行い、プロジェクト活動自体に対して責任があります。
JAXMLに関わる全ての人々がJAXMLを利用できるため、サーバマシン環境やメーリングリストのお世話人ともなります。
PMCは、既存PMCメンバの過半数以上の推薦があればなることが出来ます。