JAXML
 
   

翻訳者向けFAQ

Questions

Answers

1. 翻訳作業について

1.1. どうすれば翻訳者になれますか?^

JAXMLの各サブプロジェクトでは、翻訳分担表を作成し、それを元に翻訳活動を進めています。まずは、各サブプロジェクトのWebサイトを訪れて、そのサブプロジェクトの翻訳分担表を確認して下さい。次に、その翻訳分担表の中から状態が「募集中」もしくは「要修正」のものがあるか確認してみて下さい。状態が「募集中」もしくは「要修正」の文書は、未だ翻訳がされていませんので、その文書の翻訳宣言をメーリングリストで行うことにより、あなたは晴れて翻訳者となります。

詳細は、文書ステータスを参照して下さい。

翻訳宣言をする際には、電子メールのSubjectにサブプロジェクト名と翻訳宣言する文書を記載しておくと良いです。例えば、Cocoonのindex.xmlであれば、

  • [Cocoon] index.xml翻訳

などとすると分かりやすいでしょう。

1.2. いくつの文書を翻訳宣言して良いのですか?^

1文書から3文書くらいを目安にすると良いでしょう。初めての方は、1文書にしておいた方が無難です。翻訳に慣れてきたり、文書内の翻訳する量が少ない場合には、複数の文書に対して翻訳宣言しても構いません。

1.3. 翻訳の作業方針はどうなっていますか?^

翻訳規則にまとめられています。翻訳を開始する前に、1度読んでおいて下さい。また、JAXML全体の翻訳規則とは別に、サブプロジェクト固有の翻訳規則が決められているかもしれません。サブプロジェクトのWebサイトにも翻訳規則が決められていないか確認してみて下さい。

1.4. 翻訳宣言したら翻訳を始めてしまって良いですか?^

良いです。始めちゃって下さい。

折り返し、まとめ役から「許可」のメールが来て、翻訳分担表の宣言された文書の状態が「翻訳中」となる手続きがありますが、それが数時間後にあるか、数日後にあるかは分かりません。それを待っていても仕方ないので、翻訳を始めてくれて構いません。「鉄は熱いうちに打て」です。

詳細は、文書ステータスを参照して下さい。

ただし、このタイムラグが原因で、翻訳の衝突などがあるかもしれませんので、その際には、許可が下りないかもしれません。その場合には、申し訳ありませんが、別の文書の翻訳を頼むことになるかもしれません。

1.5. 翻訳が終わったのですがどうすれば良いですか?^

まずは、1度その翻訳された文書を見直して下さい。タイプミスや翻訳の抜けがあるかもしれません。翻訳規則に適合しているかは、対語表ユーティリティで、glossary checkを行ってみると良いでしょう。

それが済んだら、メーリングリストへ、翻訳された文書を電子メールに添付して送信して下さい。複数の文書を宣言していた場合には、zip、tar.gz、jarなどで1つのファイルにまとめて送信して下さい。

個人でWebサイトを開いている方は、アクセス可能な場所に翻訳結果を一時的に置き、メーリングリストでそのURLを指定してくれても構いませんが、必ずそのURLがアクセス可能かを確認してからメーリングリストにその旨を投稿して下さい。また、JAXMLにその翻訳が反映されるまでは、その翻訳へのアクセスが可能であるようにして下さい。

1.6. 終わることには終わったのですが、翻訳結果に自信がないです。^

メーリングリストへ、翻訳された文書を電子メールに添付するのと同時に、「どこの箇所が翻訳に自信がないのか」を書いて下さい。まとめ役は、その近辺を重点的に査読します。

「全体的に自信がない」がないのであれば、さらに、もう1度、翻訳された文書を見直してから、メーリングリストへ投稿すれば良いです。まとめ役がきちんと査読します。

1.7. まとめ役から翻訳が突き返されたのですがどうすれば良いですか?^

まとめ役が査読して、翻訳に問題がなければ、翻訳を突き返すことはありません。つまり、翻訳に間違いがあったと思って下さい。おそらく、単に突き返すだけでなく、間違いの箇所を指摘してくれているでしょう。

訳の間違いであるとか、翻訳ルールに適合していないであるとか、その理由は様々ですが、次に別の翻訳に進むよりは、1度翻訳して内容を把握している文書の赤ペンを見た方が「なるほど!」と、あなたの英語力やJAXMLにおける翻訳の仕方への理解が深まるでしょう。

その箇所を含めて再度見直し、投稿して下さい。

1.8. 翻訳を投稿したのに全然連絡がありません。^

基本的にサブプロジェクトのまとめ役が査読をすることになっていますが、まとめ役にもプライベートがあります。長期出張をしたり、病院へ入院することもあります。また、長文の査読にはそれだけ時間がかかります。

JAXMLでは、このトラックナンバを上げるために、1サブプロジェクトに複数人のまとめ役を、もしくは、最悪、別サブプロジェクトのまとめ役でも返信できるシステムとなっています。しかし、日本各地(もしくは、世界?)に散らばっているまとめ役が密に連絡を取れる体制までは出来ていません。

一週間ほど待って連絡がない場合には、催促のメールを送信して下さい。

Note
ここでのトラックナンバとは、何人までトラックに轢かれるという不慮の事故が起きたとしても、組織、プロジェクト、もしくは、システムが機能しますか?という耐障害性を意味しています。ペアプログラミングで良く用いられています。でも、私は実際にトラックに轢かれたくはないですね :)

2. 翻訳について

2.1. JAXMLの翻訳ルールや対語訳は、おかしくない?^

その可能性は十分にあります。JAXMLで調査や確認はやっていますが、人間のやることですし、間違いはあるかもしれません。もしくは、時間の流れによる変化にJAXMLが追いついていない可能性もあります。

誰も気付かなかった有用な情報ですので、メーリングリストへ投稿して下さい。可能であればJAXMLは、積極的に対応します。

2.2. 対語訳にない専門用語はどう訳せば良い?^

JAXMLの対語訳は、他の規格等(JIS規格、言語提供元、Webサイトで一般的に使用されている日本語)を元に、JAXML全体での対語訳を決めています。もちろん、全ての対語訳が決められている訳ではありません。「この英語の専門用語は、何と訳せば良いですか?」とメーリングリストへ投稿して下さい。

また、翻訳者自ら調べた場合は、それをメーリングリストに投稿して下さい。可能であれば、フォーマットは、glossary.dtdに沿ったものであると助かります。

2.3. 翻訳者名をクレジット中に載せたくないです。^

各文書のクレジットは、翻訳元を明らかにするためのもので、宣伝条項でも著作権表示でもありません。クレジットはJavaの@authorタグのようなものと考えて頂ければ良いです。翻訳物にはクレジットを載せているケースが多いと思います。クレジットは、第三者が修正・削除しても構わないものと思っています。

クレジット中の翻訳者名は、ボランティアで翻訳して頂いた方への配慮で、少なくともJAXMLのWebサイトでは翻訳者名が載ります。載せる/載せないは、翻訳者の意思を尊重しますので、翻訳を投稿する際に「翻訳者名をクレジットに載せないで下さい。」と一言付け加えておいて下さい。特にそのような要望がなければ、まとめ役の判断で翻訳者名をクレジット中に載せます。