もしあなたがBatikのバイナリ ディストリビューションをダウンロードしたのであれば、あなたは batik-1.1.zip と呼ばれるファイルを取得しているはずで、これを解凍すると batik-svgpp.jar というJAR (Javaアーカイブ)ファイルが出てきます。 プリティ プリンタを起動するには、コンソールを開いて、あなたがこのディストリビューションを解凍した（そしてbatik-svgpp.jarが見つかる）ディレクトリに移動し、ただコマンドプロンプトから以下を打ち込んで下さい :

java -jar batik-svgpp.jar [@options] [@files]

たとえば、次のようにタイプします:

java -jar batik-svgpp.jar samples/batikFX.svg

インデントされたドキュメントが標準出力から見られることでしょう。

コマンドラインに引数を渡すこともできます:

• -newline <cr | cr-lf | lf> プリントされるドキュメントの中で生成される改行文字を選択できます。デフォルトは 'lf' （unixスタイルの改行）です。
• -tab-width <number> タブ幅を選択できます。デフォルトは 4 です。
• -doc-width <number> ドキュメントの好みのカラム数を選択できます。デフォルト値は 80 です。
• -no-format 現在のインデントを保持します。このオプションは、文書型あるいは改行の置換を実行する際に便利です。
• -xml-decl <string> XML宣言をセットします。
• -doctype <change | remove> ドキュメントの文書型を変更または削除します。
• -public-id <string> ドキュメントを書き出すときに使用する公開識別子を指定します。このオプションは '-doctype change' が指定されない限り無視されます。
• -system-id <string> ドキュメントを書き出すときに使用するシステム識別子を指定します。このオプションは '-doctype change' が指定されない限り無視されます。

たとえば:

• java -jar batik-svgpp.jar -tab-width 2 -newline cr-lf src.svg dest.svg は、タブ幅2とDOSスタイルの改行で、'src.svg' をフォーマットして、'dest.svg' に書き出します。
• java -jar batik-svgpp.jar -no-format -doctype change -public-id "-//W3C//DTD SVG 20000802//EN" -system-id "http://www.w3.org/TR/2000/CR-SVG-20000802/DTD/svg-20000802.dtd" src.svg dest.svg は、文書型の外部識別子を指定されたものに置き換える以外は何も変更することなく、'src.svg' をフォーマットして'dest.svg'に書き出します。

もしあなたがBatikの開発者ディストリビューションをダウンロードしたのであれば、解凍したzipまたはtarファイルをxml-batikディレクトリに落としたとします。このディレクトリで、あなたは実行しているプラットフォームに合ったビルド スクリプトを見つけることが出来ます。たとえば、Windowsプラットフォームのユーザーのためのスクリプトはbuild.batですし、UNIXユーザーのためのスクリプトはbuild.shです。

プリティ プリンタを起動するには、あなたがしなければならないことは:

• xml-batikディレクトリがあなたのPATH環境変数に含まれていることを確認してください
• ANT_HOME環境変数がxml-batikディレクトリにセットされていることを確認してください
• JAVA_HOME環境変数があなたのJDKのインストレーション ディレクトリにセットされていることを確認してください
• コマンドライン ウィンドウを開いて、Batikディストリビューションが解凍されたxml-batikディレクトリに移動してください
• UNIX ユーザーは、もしまだ未設定であれば、build.shスクリプトを実行可能にしてください:
  chmod +x build.sh
• コマンドラインから打ってください:
  Windows: build svgpp.
  UNIX: build.sh svgpp.
  これはプリティ プリンタのヘルプメッセージを出力します。

次のように、ラスタライザ（訳注: プリティ プリンタの誤り？）にオプションを渡すこともできます:

Windows: build svgpp [@options] [@files]

UNIX: build.sh svgpp [@options] [@files]

これらのオプションについての説明は"バイナリ ディストリビューションの利用" を参照してください。