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Batik オーバービュー

Batik リリース 1.1

BatikはJava(tm)技術に基づく、スケーラブルなベクトル グラフィックス (SVG) フォーマットのイメージを、表示する、生成する、あるいは操作するといった様々な目的で、利用するアプリケーションのためのツールキットです。

このプロジェクトの目標は、開発者に、個別のSVGソリューションをサポートするために利用できるように、提携できるような、あるいは単体としての、一連のコア モジュールを提供することです。モジュールの例としては、SVGパーサであり、SVGジェネレータであり、SVG DOM実装であります。Batikプロジェクトのもうひとつの目標は、これを高度に拡張可能にすることです(たとえば、Batikでは開発者がカスタムSVGタグを操作することを可能にしています)。プロジェクトのゴールが、一連のコア モジュールの提供にあるとしても、その派生物のひとつは、完全に成熟したSVGブラウザの実装であり、それは各種モジュールとそのインターオペラビリティを検証するものです。


Batikのアプリケーション

Batik ユースケース Batikによって、あなたはSVGドキュメントを、Javaが利用可能ならどこでも、操作することが出来ます。あなたは、各種のBatikモジュールを、あなたのアプリケーションからSVGイメージを生成し、操作し、トランスコードし、また検索するために用いることができます。

Batikは、Javaベースのアプリケーションが、SVGコンテンツを扱いやすくします。たとえば、BatikのSVGジェネレータを利用することで、Javaアプリケーションは、SVGフォーマットのグラフィックを、非常に簡単にエクスポートすることができます。BatikのSVGプロセッサとSVG表示コンポーネントを利用することで、アプリケーションは非常に簡単にSVG表示機能をインテグレートすることができます。他の可能性としては、Batikのモジュールを用いて、SVGをラスタイメージ(JPEGやPNG)のような各種フォーマットにコンバートすることがありえます。

Batikは、SVGファイルを操作し処理するコア コンポーネントを提供します。 Batikがプロジェクトあるいは製品の中でどのようにインテグレートされているか、という現実の例として、Batikを利用したプロジェクトと製品の例 を参照してください。


SVG仕様

スケーラブルなベクトル グラフィックス、SVGはW3Cの勧告です。これは、透過、任意の座標、フィルター エフェクト(シャドウ、ライティング効果など)、スクリプティング、アニメーションといった、高度な2DグラフィックのためのXML文法を定義します。

SVG仕様はW3Cのサイトで見ることが出来ます。Batik 1.1は、2001年9月4日の最終的な勧告に準拠しています。


Batikの実装ステータス

今回、Batikは、SVGの全てのスタティックな機能の良質な実装を提供し、リンクをサポートし、いくつかのスクリプティング サポートを有しています。SVGドキュメントのダイナミックな変更はまだ利用できず、アニメーションもサポートしていません。

あなたは ステータスのページで、Batikがサポートする一連のSVG機能についての詳細な説明を見ることができるでしょう。


Batikのダウンロード

あなたはBatikのディストリビューション(ソースおよびバイナリ)を ダウンロード ページで入手することが出来ます。

Note Batikで必要とされる他の全てのライブラリはディストリビューションの中に含まれています。従って、Batikのアーカイブは非常に大きいものですが、あなたがこれをダウンロードした後は、あなたは他に何も必要としません。


Batikを利用したプロジェクトと製品の例

Batikを利用したプロジェクトと製品を追跡するのは難しいことですが、知られている例をいくつか挙げてみます:

  • Apache FOP プロジェクト では、SVGイメージを扱うためにBatikを利用しています。これはSVGラスタライザを利用しており、またBatikのトランスコーダ アーキテクチャを拡張して、SVGからPDFへのコンバートを提供しています。
  • Apache Cocoon プロジェクト では、BatikをSVGイメージのラスタライズに利用しています。
  • ILOG の JViews 製品では、BatikのSVGエクスポート モジュールを利用、拡張しています。
  • Oracle 社の JDeveloper9i では、Batikを利用して、SVGのクラスダイアグラムをエクスポートしています。これはSVGのエクスポート モジュール(SVGGraphics2D)を利用しています。
  • OptimalJ、NetBeansのためのUMLのクラス ダイアグラム エディタでは、SVGをエクスポートするためにBatikを利用しています。
  • Together Control Center 5.5 は、SVGによるUMLダイアグラムをエクスポートするために、Batikを利用しています。
  • XWebは、XMLインプットからWebサイトを自動的に生成するツールです。BatikのSVGラスタライザを利用しています。
  • ElixirTechの ElixirReport は、チャート作成およびそのSVGコンポーネントのために、Batikを利用しています。


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